呼吸器内科

呼吸器内科は、呼吸器に関する病気を専門的に診る科です。咽頭・上気道~気管支~肺の病気の診断や治療を行います。慢性呼吸不全に対しては在宅酸素療法を行います。

こんな症状はこんな病気が考えられます

  • 急性気管支炎

症状:激しい咳・痰(たん)がからむ・熱がでる

  • 咳喘息

症状:咳が1ヶ月以上長引いている・毎年同じような咳を繰り返している

  • 気管支喘息

症状:ヒューヒューしたり、ゼーゼーしたり息苦しい・呼吸困難になる

  • COPD(慢性閉塞性肺疾患)

症状:息苦しい・運動時の息切れがひどい・長期間の喫煙をしている

  • 風邪・インフルエンザ

風邪の症状:だるい・喉が痛い・鼻水がでる・熱がでる
インフルエンザの症状:高熱がでる・風邪よりひどい症状がでる

こんな病気が考えられます

咳について

咳は一般外来を受診する患者さまの訴えで最も多い症状であり、多くの呼吸器の病気の初発症状でもあります。そして、ただ咳と言っても「急性の咳」と長引く「慢性の咳」では意味合いが全く異なります。

慢性の咳では「咳喘息」が多く、特に喘息においては、吸入ステロイドで早めに治療を開始した方が治る可能性が高く、軽症であっても、吸入ステロイドの開始が遅れると病気が進行し難治性になります。

気管支喘息

喘息の典型的な症状は、反復する発作性の激しい咳、喘鳴を伴った咳および呼吸困難で、夜間や早朝に症状が出現しやすいです。喘息には①アトピー型と②非アトピー型があります。アトピー型は小児発症喘息に多く環境アレルゲン(ホコリ、ダニ、花粉、ペットの毛など)に対するIgE抗体が存在し、非アトピー型にはありません。成人発症喘息では非アトピー型喘息が多い傾向にあります。

喘息という病気は「慢性の気道炎症」が原因で、この気道炎症をコントロールすることにより喘息の症状発現を抑えること、そして長期的には気道炎症の不可逆性の変化であるリモデリングを抑制することが非常に重要です。

昔の喘息の治療は「発作が出たら治療」、「症状を治すのが治療」でしたが、現在は「発作を出さないように予防」、「健康な人と変わらない生活を送る」、「リモデリングを起こさせない、進行させない」ことが治療目標です。

院長からのメッセージ

呼吸器の病気は誰にでも起こりうる病気です。昔は季節の変わり目や冬場に症状が出る方が多かったのですが、今は季節も関係なくいろいろな要因で激しい咳や鼻水の症状が出たり、また喘息を発症したり、悪化する患者さまが増えてきました。呼吸器の病気は感染症(風邪、急性気管支炎、肺炎など)やアレルギー疾患など多岐に渡るため、急に症状が悪化する場合も多くあります。いつもと違う症状が出たり、長時間同じ症状が続いたりする場合はお早めにご相談ください。

安心していただけるかかりつけ医としてご家族全員のご健康をお守りします

体調の些細な変化や、長期間同じ症状が続いているときなど
日頃の症状で気になることがございましたら、お気軽にご相談ください

9:00~13:00 15:30~19:00 休診日 水・日・祝日・土曜午後 045-314-1125
9:00~13:00 15:30~19:00 休診日 水・日・祝日・土曜午後 045-314-1125