Ⅰ型アレルギーは、マスト細胞上の「IgE」に抗原が結合し、マスト細胞からヒスタミンやロイコトリエンなどのサイトカインが放出されることにより起こります。
遺伝的にその物質にアレルギーになりやすい人は、少ない刺激でもアレルギーを発症しやすく、アレルギー疾患の家族歴をもつ患者さまは、アレルギー疾患(特に家族と同じ)を発症する確率が高くなります。
遺伝的素因を持たない人は通常では一生アレルギーを発症する閾値まで達しませんが、過剰な刺激が繰り返されればアレルギーを誘発する可能性が高くなります。
アレルギー疾患の既往のある患者さまは、その他のアレルギー疾患の発症、および一度沈静化したアレルギー疾患の再発(喘息、アトピー性皮膚炎)をみることが多くなります。